時代錯誤の経営感覚
先日は 『株式併合』 について書かせて頂きましたが、 同じように 『株式交換』 も単元未満株式が発生し、取引所での売却が不可能となります。代替措置として株式買取り制度を利用することとなりますが、自由に指値して売却することもできませんし、株主権利も制限されることになります。もっと株主の権利に配慮した交換比率等の検討もするべきだと考えます。
NTTは株券の電子化をにらんで株式100分割を実施し、1株未満の端株をなくす方針を発表しています。端株を保有する株主への配慮だと思います。
企業として株主のことを考えて経営陣は経営にあたっているのか否か、投資する価値のある会社か否か、株式併合や株式交換の企業発表があると疑問を抱かざるを得ません。皆様はいかがお考えでしょうか。
2008年5月14日
丸近証券株式会社 代表取締役社長 勝見 昭
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